髭が白髪になる原因

髭(ひげ)が白髪になる原因は、頭髪が白髪になる原因と概ね同じです。

しかし、頭髪に白髪がないにも関わらず、髭だけが白髪になっている場合、口元になにかしらの原因があるかもしれません。

ここでは、髭白髪について、その原因と改善方法を紹介しています。

髭が本来白髪になる順序

白髪は加齢とともに、体の各部位に現れますが、より早く白髪になりやすい部位は概ね以下の通りです。

白髪になる順序

鼻毛
側頭部、頭頂部、あご髭
その他頭部（後頭部、前頭部など)、口髭
陰部、眉毛、その他体の部位

そのため、髭だけが白髪になっている人や、頭部と比較して髭の白髪が多い人は、髭が白髪になりやすい何かしらかの理由が存在しています。

髭が白髪になる原因

髭が白髪になりやすい原因は特に以下の５つが影響しています。
(※一般的な白髪の原因については、白髪の原因をご参照下さい。)

髭が白髪になる原因

白髪を防止する栄養そのものが不足している
栄養が髭に届いていない
白髪の原因が髭に届きすぎている
歯磨き
日焼け

白髪を防止する栄養そのものが不足している

白髪の防止、改善に必要な栄養素は、チロシン、亜鉛など、その種類は限られていますが、栄養そのものが不足している可能性があります。
その結果、下記「栄養が髭に届いていない」という理由と合わせて、髭の白髪の原因となります。
白髪の防止、改善に必要な栄養素については、白髪改善サプリメント一覧をご参照下さい。

栄養が髭に届いていない

栄養素は全て血流に乗って体の各組織に運ばれますが、口元、特にあご髭部分には、大きな血管が少なく、体の先端であるため、足先、つま先などと同様に、比較的栄養素が届きにくい部位になっています。

栄養素は血管の毛細血管によって運ばれますが、この毛細血管は使われなければ加齢ともに老化し、栄養素を運ぶ力がなくなってしまいます。
口元は咀嚼回数や顔の表情など、個人の影響を受けやすく、毛細血管の機能が低下した結果、髭の白髪につながってしまいます。

白髪の原因が髭に届きすぎている

上記と相反する内容ですが、口元に栄養が届きやすい人の場合、白髪の原因である活性酸素（過酸化水素）などが髭に集中的に届けられた可能性があります。

これは、ハゲの原因の一つに、頭皮血行の促進のし過ぎがありますが、原理はそれと同様です。

ご自身がどちらのタイプかを見極めるには、側頭部の白髪をご確認いただくのが比較的簡単かもしれません。
頸動脈が近くにある側頭部付近は何もしなくても比較的血流が良い箇所です。

そのため、血流が良い箇所ほど白髪が多い場合、白髪の原因が髭に届きすぎていることが原因と推測され、血流が良い箇所ほど白髪が少ない場合、白髪の栄養素が髭に届いてないことが原因と推測されます。
白髪の原因となる活性酸素（過酸化水素）については、白髪の原因となる活性酸素（過酸化水素）をご参照下さい。

歯磨き

歯磨きのやり方と、使っている歯磨き粉によっては、髭白髪の原因になります。
髭は歯磨き(をする口元)から最も近いことから、その影響を受けやすく、歯磨き後、顔をしっかり洗わず歯磨き粉がとれていない場合や、タオル洗顔のみの場合(水洗顔は問題なし)、白髪の原因となる過酸化水素を外部から付与することとなります。

白髪の原因となる過酸化水素については白髪の原因は過酸化水素をご参照下さい。

日焼け

日焼けによる酸化ストレスは白髪の原因の一つです。
そのため、紫外線対策をしていない場合や、趣味で日焼けなどをしている場合、髭白髪の原因になります。
日焼けと白髪の関係については、日焼けと白髪をご参照下さい。

髭の白髪防止　顔の血流を良くする方法

髭の白髪を改善・防止するには、白髪の防止に必要な栄養素をしっかり摂取し、それら栄養素を髭の毛包まで届けることです。
そのためには、毛細血管、特に顔の毛細血管を発達させることが重要です。

毛細血管は使うこと（動かすこと）で発達するため、髭白髪を改善するには、顔の筋肉を鍛えるフェイササイズや口元トレーニングが効果的です。