妊婦は白髪染めを使っても大丈夫?

妊婦は白髪染めを使っても大丈夫?

妊婦は白髪染めを使っても大丈夫?
妊婦は胎児と母体への影響から、白髪染めの使用に関して、不安があるかもしれません。

白髪染めに使われる化学物質が妊婦を通じて、胎児に悪影響を及ぼし、 先天性の疾患につながるのでは、という不安が心配の理由かもしれません。

ここでは、妊婦の白髪染めの利用について、 使って安全か、問題ないのか、より安全な使い方などについて紹介しています。

妊婦の白髪染めの安全性に関する実例報告

妊婦の白髪染め利用に関する実害報告はほとんどありません。
これは、妊娠中に白髪染めを利用してもおそらく安全である、ということを示しています。

アメリカの先天異常インフォメーションサービス(OTIS)によると、
動物実験において副作用の報告がないこと、及び、 多くの女性が妊娠中に白髪染めやヘアカラーを利用しているにも関わらず、 白髪染めやヘアカラーと先天性疾患の実例報告が存在しないことから、 妊婦が白髪染めを利用することはおそらく安全であると言及しています。

また、厚生労働省や妊婦に関する団体においても、 白髪染めに利用される成分は妊婦の指定薬物に指定されていません。

2005年にヘアカラーを用いた妊婦が、小児がん神経芽腫を発症した実例が1件、 アメリカで報告されているものの、 その後の追加研究の結果、ほとんどの研究者が白髪染めやヘアカラーが先天性疾患のリスクを高めることは考えられない、 と結論づけています。

妊婦のより安全な白髪染め利用方法

白髪染めが安全であるとされても、心配性の人にとっては、それでも心配かもしれません。
以下、妊婦の方のための、より安全な白髪染めの利用方法について、紹介しています。

妊婦の方のより安全な使用方法
使用に関して
  • 妊娠初期は避ける
  • より安全な白髪染めを使う
利用時の注意
  • 手袋を着用する
  • 時間は最小限に抑える
  • 使用量は最小限に抑える
  • 換気の良い場所で使用する
  • なるべく頭皮につかない様にする
  • 使用後十分に髪を洗う

使用に関して

胎児が小さいほど影響が大きいことから、 妊娠初期(~15週まで)は利用を控えることでより安全になります。

また、白髪染めに使われる成分は白髪染めの種類や製品によって異なるため、 より安全な白髪染めを使用することで、安心度が増します。
安全な白髪染めについては、安全な白髪染めをご参照下さい。

利用時の注意

成分は微量ですが皮膚を通じて吸収されます。
言い換えると、髪からは吸収されません。

そのため、白髪染めの利用時に、成分が触れる手に手袋を利用したり、 触れなくても利用できるクシ付きの泡タイプや、液ダレの少ないクリームタイプを選んだり、 使用量や時間を最小限にし、使用後十分に洗髪することで、 皮膚や頭皮への接触を最小限に抑えることができます。

また、呼気吸収も微量ながら想定されるため、 換気扇を必ずつけるなど、換気の良い場所で利用することでより安全度が増します。



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