白髪改善:DHA・EPA

白髪改善:DHA・EPA

白髪改善:DHA・EPA
DHAやEPAに白髪を改善する根拠となる学術的研究は存在しません。
にも関わらず、ごく稀にDHAやEPAによって白髪が改善したとする人が存在します。

DHAやEPAは髪の健康、髪の成長に効果のある栄養素です。

そのため、髪の栄養そのものが不足している人にとっては、 DHAやEPAの摂取により、白髪の改善に効果がある可能性があります。

※白髪に効果のある他の栄養素については、 白髪改善サプリメント一覧をご参照下さい。


DHA・EPAの髪の毛への効果

DHA、EPAは髪の毛の成長や美しい健やかな髪を作るのに、効果の高い栄養素です。

具体的には、抜け毛や切れ毛を防いだり、髪にツヤやハリを与えたり、髪の成長を早くする効果があります。 しかし、白髪の原因であるメラニンの生成過酸化水素の除去といった効果は残念ながらありません。

DHA・EPAの髪の毛への効果
  • 抜け毛・枝毛・切れ毛を防ぐ
  • 髪につや、潤い、光沢を与える
  • 髪の成長を促進する
DHAやEPAに白髪を改善する根拠となる学術的あるいは科学的研究は存在しません。
しかし、白髪が改善したという経験談が国内・海外にごく僅かながら存在します。

DHA・EPAは白髪への直接の効果はないものの・・・

DHAやEPAは髪の血行を促進し、髪および毛包への栄養を潤沢にしますが、 DHA・EPAは白髪に直接作用するという学術的根拠や科学的研究は存在しません。

しかし、DHA、EPAを積極的に摂取することで、白髪が改善したとする経験談も非常に少数ながら存在します。
DHAやEPAは髪および毛包の栄養素となり、かつ、頭皮の血行促進効果により、より多くの栄養素を運ぶ効果があるため、 黒髪の元となる栄養素であるチロシンの供給量が増え、結果として白髪が改善することがあるのかもしれません。

特に髪や頭皮が乾燥している人は、髪への栄養補給が不足していることがあり、 このような症状がある人にとっては、DHAやEPAが髪質の改善、白髪の改善に効果を発揮しているのかもしれません。

髪の毛への効果

DHA、EPAの両方が、毛包にとって不可欠なの栄養素です。
抜け毛や切れ毛などは、外部からの髪を傷める行為を除くと、 髪の栄養不足が最も大きな原因です。

DHAやEPAは健康な髪を促進するための必須栄養素であり、 これらの摂取によって、抜け毛や切れ毛を防ぐだけでなく、 髪の健康と成長を促進し、髪を太く、ツヤ、潤い、を与えます。

DHA・EPAのその他の効果

DHA・EPAのその他の効果
  • コレステロールの数値改善
  • 心不全
  • 脳卒中
  • 冠動脈疾患
  • 更年期のほてり
  • 関節リウマチ症状緩和
  • アレルギー性鼻炎
  • 脳の発達、記憶力向上

コレステロール数値改善

DHA、EPAは善玉コレステロール、HDLを増やし、悪玉コレステロール、LDLを減らす効果があります。
日本人を対象とした大規模臨床試験(約9,000人)の結果によると、 総コレステロール値が250mg/dL以上を示す9,326人に1.8g/日のEPAを投与すると、 EPAを投与しないコントロール群(9,319 人)と比較して5年間で19%の冠動脈疾患罹患の減少が認められています。

免疫システムの強化

EPAは、抗炎症作用のあるプロスタグランジンおよびロイコトリエンという物質の前駆体であり、 関節リウマチや狼瘡といった自己免疫疾患の症状を緩和する効果があります。

DHA・EPAの必要摂取量と耐用上限

DHA、EPAは主に魚介類に多く含まれまる必死脂肪酸です。
魚介類の多くに幅広く含まれ、脂肪が多い魚及び部位ほど多く含まれる傾向があります。

必要摂取量
(1日)
1g(1,000mg)以上/日
男女差なし、妊婦・授乳婦の付加量不要
DHA多く含まれる食品 あん肝
(100g)
3,600mg
くじら
(100g)
3,400mg
くろまぐろ
(100g)
3,200mg
その他DHAを多く含む食品 さば、うなぎ、いわし、イクラなど
EPA多く含まれる食品 くじら(皮)
(100g)
4,300mg
あん肝
(100g)
2,300mg
うなぎ
(100g)
2,200mg
その他EPAを多く含む食品 まさば、すじこ、いわしなど
過剰症状 特になし

ただし、DHAやEPAの元になる魚には、 魚の種類や海域によって有害物質(水銀、カドニウム、鉛など)が含まれるため、 それらについて、注意が必要とされています。
参考:厚生労働省、wholefoodcatalog.com

DHA・EPAが不足しがちな人

厚生労働省の発表によると、日本人のDHA、EPA摂取量は中央値でも摂取不足になっています。
DHA・EPAはαリノレン酸の体内合成を除くと、魚にしか含まれないため、 魚を食べる機会が少ない人はほぼ摂取不足になってしまいます。

日本人のDHA・EPA摂取量(中央値)
年齢 DHA EPA オメガ3脂肪酸
男性 18~29歳 162mg 46mg 2.1g
30~49歳 229mg 96mg 2.2g
50~69歳 481mg 250mg 2.4g
70歳~ 505mg 270mg 2.2g
女性 18~29歳 145mg 43mg 1.8g
30~49歳 163mg 63mg 1.8g
50~69歳 380mg 205mg 2.1g
70歳~ 378mg 218mg 1.8g
妊婦 114mg 38mg 1.9g
授乳婦 167mg 40mg 1.7g

亜麻仁油とオメガ3脂肪酸

αリノレン酸(ALA)はDHA、EPAと並んでオメガ3脂肪酸の主要な栄養素です。
魚が苦手な人でも、植物由来のαリノレン酸(ALA)からDHAおよびEPAは体内合成することができます。

αリノレン酸は亜麻仁油、大麻油、大豆油、などの植物油に含まれるため、 これらを利用することで、DHA、EPA不足を少しでも解消できます。

亜麻仁油を飲んだり利用するようになって、 肌質が改善、つるつるになった、アトピーが治ったなど、 様々な効果が投稿されています。

DHA・EPAの副作用

DHA、EPAの摂取により、まれに以下の副作用が出ることがあります。

DHA・EPAの副作用
  • 息の臭い
  • 胃のむかつき
  • 軟便
  • 吐き気
  • 皮膚の発疹やアレルギー反応
魚油を毎日3g以上摂取すると、出血のリスクを増加させる可能性があります。



白髪改善:DHA・EPA 先頭へ
メニュー・目次一覧へ

白髪に対する最新の研究
白髪染め 部分
このエントリーをはてなブックマークに追加