白髪染めヘアカラーを美容院のように

ここでは自宅で染める時に、少しでも美容院のように綺麗に染めれるよう、 自宅と美容院の白髪染めヘアカラーの違いを明確にしつつ、少しでも差を埋める方法について紹介しています。
また、白髪染めの基本的な染め方については、白髪染め 染め方をご参照下さい。
白髪染めヘアカラーの成分は美容院も自宅も同じ

成分が同じなのに、美容院だと綺麗に染まり、自宅だと綺麗に染まらない理由は5つです。
以下、自宅と美容院の差について紹介しています。
美容院の白髪染めヘアカラーはココが違う
アルカリ剤(1剤)、酸化剤(2剤)の濃度調整

濃度を調整せず髪を染めることもできますが、 髪のダメージが大きいため、髪のツヤが失われたり、傷ついたりします。
髪の傷みを最小限に抑えながら思った通りの色にするのが美容院のプロの技です。 美容院では既染部は前回以前のヘアカラーで髪が傷んでいることを前提に微アルカリカラーや弱酸性ヘアカラーを使います。
また、根元白髪は新毛の為、しっかり色を入れる必要があることからアルカリヘアカラーを使います。
その結果、髪のダメージを最小限に抑えながら、白髪を綺麗に染めてくれます。
美容院に近づける技 | |
市販の白髪染めヘアカラーを利用する場合、まずは根元白髪と既染部で別々の白髪染めを利用します。 初めて白髪染めを使う人を除いて、ほとんどの方が根元だけが白髪の状態(プリン)になっていると思います。 根元白髪は通常の白髪染めヘアカラーでしっかり染めて、 既染部は微アルカリまたは弱酸性ヘアカラーや、マニキュア、トリートメントなど他の白髪染めで染めると 髪のダメージを最小限にしながら美容院のように綺麗に染めることができます。 |
前準備

- 髪へのダメージを軽減・補修するものを事前に塗っておくこと
- 白髪染めヘアカラーがよく染まるようにすること
後者はヘアカラーの浸透を妨げる成分であるシリコンを取り除きます。
シリコンは髪をコーティングし髪を綺麗に見せてくれますが、ヘアカラーの浸透を阻害します。 美容院ではシリコン除去剤を使うことが多いようです。
美容院に近づける技 |
髪のダメージ補修剤であるPPTやKRT、シリコン除去剤は市販品でも販売しています。 完全なプロの技に近づけたい場合は、それらの製品を購入するのが良いかもしれません。 また、シリコン除去剤を使わず、前日のシャンプーを控えるだけでもシリコン除去には効果があります。 上記の代替として傷んだ髪にはヘアカラーの添付時間を短くしたり、他の白髪染め(白髪染めトリートメントなど)を使う方法などもあります。 |
遠赤外線の照射

遠赤外線は髪を内側から温めるため、思ったとおりの色を出し、色を定着させることができます。
美容院に近づける技 |
白髪染めヘアカラーを髪により浸透させ、定着させる遠赤外線ですが、 さすがに一般家庭での購入はためらわれます。 髪へのダメージを避けしっかり染めるには根元(新毛)ほど先に塗り、 傷んだ部分ほど後で塗ってあげることで、 全体の時間が調整され綺麗に染めることができます。 色の定着を図るには放置時間を長くしたり、ドライヤーを使うことでも代替できます。 |
アフターケア

特に白髪染めヘアカラーは髪の傷みが大きいため、アフターケアは非常に重要です。
美容院に近づける技 |
アフターケア用の商品も市販品として販売しています。 残留アルカリ除去剤や補修トリートメント剤です。 ただし、市販の白髪染めヘアカラーをそのまま使っている限り残留アルカリが残ることはありえませんので、 アフターケアとしてはダメージ補修だけで十分です。 前処理で利用したダメージ補修剤(PPTやKRT)はアフターケアにも使うことができますし、キューティクルを閉じることに重点を置いたコンディショナーも複数販売されています。 |
技術、テクニック

適切に髪のダメージを見分ける経験、 既存の染まっている髪と新毛を異なったヘアカラーで同じ色に染める技術などがあります。
美容院に近づける技 |
技術的なことは素人にはどうしようもありませんが、自分の髪を一番知っているのは自分です。 状態やダメージを的確に把握し、丁重にやってあげることで美容師のテクニックにも負けない白髪染めができるはずです。 ダメージの状態がよくわからない場合は既染部に微アルカリカラーや弱酸性ヘアカラーを使うだけでも効果があります。 また、全体をトリートメントタイプのヘアカラーで染めることで全体の色味を綺麗に保つことも可能になります。 |
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