白髪染めヘアカラーの仕組みと特徴

白髪染めヘアカラーの仕組みと特徴

白髪染めヘアカラーが染まる仕組み
白髪染めヘアカラーの染まる仕組みと特徴(長所、短所)が分かっていれば、 白髪染めヘアカラーがご自身に合うか、ご自身がやりたことと一致しているか、 どのような使い方をすれば良いかなど、様々なことがわかります。

ここでは白髪染めヘアカラーを使う前にその仕組みを知ることで、 様々な判断ができるよう、白髪染めヘアカラーの仕組みと特徴を紹介しています。

白髪染めヘアカラーが染まる仕組み

白髪染めヘアカラーは大きくは以下の順序で髪が染まる仕組みになっています。
  • 髪を漂白することで無色の状態にする
  • 無色の髪に好きな色を入れる(染める)

白髪染めヘアカラーが染まる仕組みと順序

以下、白髪染めヘアカラーの一般的な染まる仕組みと順序です。
もともとあったメラニンは全て無色となり、新たな色で色付けされます。

①染める前 白髪染めヘアカラーの染まり方① 使用前のキューティクルは閉じています。

メラニンは通常黒ですが、メラニンが白いと白髪になります。
②キューティクルを開く 白髪染めヘアカラーの染まり方② 1剤のアンモニア(アルカリ剤)で髪のキューティクルを開き、染料を入れやすくします。
③染料(色)を入れる 白髪染めヘアカラーの染まり方③ 開かれたキューティクルから主に3種類の染料(直接染料、間接染料、カプラー)を髪の内部に浸透させます。
④酸素で脱色&発色 白髪染めヘアカラーの染まり方④ 過酸化水素を入れることで、化学反応を起こします。
化学反応により髪の漂白と、 ③の間接染料とカプラーが結合して発色します。
また、結合により分子が大きくになり、キューティクルの隙間から出られなくなり、色が定着します。

白髪染めヘアカラーの特徴

上述の仕組によって染まるため、 白髪染めヘアカラーの特徴は、以下の3点となります。
  • 【長所】:好きな色で染めることが可能(明るい色を含む)
  • 【長所】:色持ちが良い(長い)
  • 【短所】:髪を傷める

好きな色で染めることが可能

白髪染めヘアカラーは直接染料と重合発色(間接染料+カプラー+酸素)の2種類で発色します。
また、一度ブリーチして発色させるため、白髪染めが苦手とする明るい色を表現することができます。

黒髪に明るい色を入れても目立ちませんが、 一度ブリーチし無色にすることで、明るい色をとしっかりと表現できます。

暗い髪の見え方 メラニン(黒)を脱色せずに色を入れると、メラニン(黒)が邪魔をして明るい色が見えません。

そのため、黒髪は黒髪、白髪は茶髪とチグハグな色になります。
明るい髪の見え方 メラニン(黒)を一度漂白すると、黒髪も白髪も明るい色でも綺麗に見えるようになります。

色持ちが良い(長い)

間接染料とカプラーは酸素によってひっつき発色します。
お互いが引っ付き合うことで分子が大きくなり、キューティクルから流れ出にくくなります。

他の白髪染めの方法(ヘアマニキュア、トリートメントなど)が髪の表面だけを染めるのにとどまるのに対して、 白髪染めヘアカラーはキューティクルの内部にまで浸透します。
白髪染めヘアカラーの色持ちが良いのはこのためです。

髪を傷める

染料(直接染料、間接染料、カプラー)をいれる必要があるため、 アンモニア(アルカリ剤)でキューティクルを無理にこじ開けます。

キューティクルは無理にこじ開けると浮き上がるためツヤがなくなり、 髪に光があたっても乱反射するため天使の輪ができなくなります。
また、浮き上がったキューティクルはブラッシング等で剥がれやすくなります。
キューティクルが剥がれると髪内部のタンパク質が溶け出し、枝毛や切れ毛の原因にもなります。

白髪染めヘアカラーの成分 これを使っていればヘアカラー

白髪染めヘアカラーは厚生労働省、薬事法により利用可能な成分と濃度が決められています。
また、1剤のアルカリ剤、染料、2剤の酸化剤はいくつかの種類があります。

特徴 よく使われる成分
1剤のアルカリ剤 アルカリ剤は染料を髪の内部に入れるため、キューティクルを開きます。
しかし髪の内部にアルカリ剤が残るとキューティクルが開きっぱなしとなり髪が傷む原因となります。
アンモニア、炭酸ナトリウム、モノエタノールアミン、硫酸アンモニウムなど
1剤の間接染料 使用が許可されている酸化染料(カプラー含む)は46種類。厚生労働省が管轄しています。いくつかの染料は人によってアレルギー反応が出るため、パッチテストが必要です。 パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、メタアミノフェノール、5アミノオルトクレゾール 、4ニトロ・1,2フェニレンジアミン 、塩酸メタフェニレンジアミン 、2ニトロ1,4フェニレンジアミン 、レゾンシル(レゾンシノール) 、αナフトール 、2,6ジアミノピリジン 、ピクラミン酸 、硫酸トルエン2,5ジアミン 、塩酸2,4ジアミノフェノエタノールなど
2剤の酸化剤 使用が許可されている酸化剤は5種類。濃度上限は6%。濃度が濃いほどよく染まりますが髪へのダメージは大きくなります。 過酸化水素、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムなど

白髪染めヘアカラー その他特徴

染まりやすいのは傷んだ髪

白髪染めヘアカラーが染まる仕組みはキューティクルを開き髪の内側で染料を発色させることです。
そのため、キューティクルが開いた髪、傷んだ髪ほど染まりやすくなります。
ただし、開きっぱなしのキューティクルは色持ちも悪くなります。

黒髪は一度脱色される

白髪染めヘアカラーは白髪だけを染めるのではなく黒髪も染めます。
添付した部分の髪を脱色した後に色を表現しています。

太い髪、コシのある髪は染まりにくい

太い髪やコシのある髪はキューティクルが開きにくいため、染まりにくくなっています。
白髪染めヘアカラーの時間や温度を調整することで染まりを良くすることができます。

通常のヘアカラーでも白髪は染まりますが・・・

通常のヘアカラー(おしゃれ染め)でも白髪は染まります。
しかし、白髪染めヘアカラーと比べてブリーチ力が弱いため、
黒髪の色が綺麗に落ちない場合があり、むらが出ることがあります。
また染料力も白髪染めと比較すると低いため、綺麗に色がでない場合があります。


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