白髪染めヘアカラーの種類
白髪染めヘアカラーは主に4種類存在します。白髪染めヘアカラーの種類は「髪へのダメージ」と「染まり方」で決まり、 ダメージが大きいほど、染まり具合は良く、 ダメージが小さいほど、染まり具合はいまいちなのが特徴です。
そして、それら白髪染めヘアカラーの種類と特徴を決めるのが、 ph濃度と呼ばれるものです。
白髪染めヘアカラーは大きく4種類
白髪染めヘアカラーはそのph濃度に応じて4種類に分けることができます。白髪染めヘアカラー | ph濃度 | 特徴 |
アルカリヘアカラー | 8.5以上 | 通常の白髪染めヘアカラーのほとんどはここに分類されます。 アルカリ剤で髪のキューティクルを開き、酸性剤と融合して酸素を発生させ髪の漂白と発色を行います。 一度漂白するため明るい色から暗い色まで様々な色を表現可能ですが、キューティクルを無理に開くため髪へのダメージが大きくなります。 |
微アルカリヘアカラー | 7~8.5 | アルカリ剤の濃度が低いため、キューティクルへのダメージが少ないヘアカラーです。 その分、ブリーチ力も弱いため色素が残りやすく、アルカリヘアカラーと比較すると明るい色の表現が難しくなっています。 濃い目の色(ダークブラウン、ダークショコラ、マロンなど)なら綺麗に染まり、髪へのダメージも少なくおすすめです。 |
中性ヘアカラー | 7前後 | 厳密には中性ヘアカラーといわれるもののほとんどは微アルカリヘアカラーか、弱酸性ヘアカラーに分類されます。 そのため、厳密にはこのタイプのヘアカラーは存在しません。 |
弱酸性ヘアカラー | 7未満 | ヘアマニキュアとは異なり、れっきとしたヘアカラーです。 1剤にアルカリ剤(アンモニア等)が入っていないため、 キューティクルの開きが非常に少なく、髪のダメージが最も少なくなっています。 反面、ブリーチ作用がほとんどないため、明るい色を表現することはできません。 可能な色はノワールブラックや濃いアッシュブラウン、濃いマットブラウンなど濃い色に限定されます。 色持ちもヘアカラーとしては悪く1~2ヶ月程度しかありません。 |
白髪染めヘアカラーは染めたい色と髪へのダメージで選ぶ
上記の通り、白髪染めヘアカラーの種類は、 ph濃度が高いアルカリヘアカラーほど髪へのダメージは大きい反面、明るい色も表現可能で、 ph濃度が低い弱酸性ヘアカラーほど髪へのダメージは小さい反面、暗い色しか表現できません。また、色持ちもアルカリヘアカラーと比較すると弱酸性ヘアカラーは若干劣ります。
明るい色や根元の白髪を染めるにはアルカリヘアカラーを使い、 既染部や暗い色で染める場合は微アルカリカラーや弱酸性ヘアカラーを使うのが、 髪へのダメージを最小限に抑えつつ、綺麗に染める最も良い方法になります。
市販品の白髪染めヘアカラー
市販品の白髪染めヘアカラーはほとんどアルカリヘアカラーです。また、微アルカリヘアカラーや弱酸性ヘアカラーは、ほとんどが白髪染めトリートメントとして販売されています。
白髪染めヘアカラーの特徴を踏まえ、髪へのダメージと染まり具合から白髪染めヘアカラーの種類を選ぶのが良いでしょう。
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